【感動方程式  〜 時間を越えることで感動させる 〜】

※7月3日の日記より


人を何気ないことで感動させる方法を学んだ。それは、先回りすること。その人が気がつかない内に行動

し、後で、その人、がその人にとって役に立つことをやってくれたんだと気づくパターン。


今日やったことは、LRAの後片付けをしていて、もうこれ以上BARに人がいても逆に非効率だと思い、

その後のことを考えた。


「皆はこの後、社内に戻って片づけをする・・・。じゃあ、その片付けが楽になればいい」


そこで思いついたのが、おなじみのコップ洗い。Mさんのしかなかったので、それを洗ってきた。

Mさんは、「コップです」と、差し出したら、その時に自分のコップがないことに気がついた。

そして、驚き、感動してくれた。


僕がやったことは、ただコップを洗っただけ。誰にでもできることだ。感動したのは、その人が気がつく前に
やったことにあった。


人を感動させる1つの方法は、その人の未来に先回りし、そこで役に立つことを今やってしまうこと。

時間を越えることで感動させるのである。


つまり、今回、Mさんがコップを洗うのは10分後かそこらだったはず。それを10分前に片付けてしまい、

本来Mさんがコップを洗う時間には、それが完了しているということだ。

本人ですら、その瞬間(つまり10分後)にならないと気がつかないことを、先にやってしまう。


すると、その時間が来たときに、驚き、感動するのである。行動と感動の瞬間がずれるところも面白い。

しかし、そのずれが、「特別なことをしなくても人が感動させるのである」。


人を感動させるのに、特別大きなことをする必要はない。大切なのは、演出なのである。

この例の演出は、本人がやろうと思った時に、もう完了していて、本人が過去を回想したときに、「あっ!」
と驚くところにある。