他人の目など気にするな、関心は自分に向けろ

■良いプライド、悪いプライド
プライドを良い方向に及ぼすか、悪い方向に及ぼすかの違いは単純である。
それは、「自分の関心を、他人に向けるか、自分に向けるか」だけの違いである。


プライドを悪い方向に及ぼす人は、関心が他人に向いている。つまり、「他の人に
どう思われるか」に強い関心を抱く。評価基準が人にあり、他の人から「できない奴」
と思われるのを最も恐れ、ごまかしたり、避けたり、一生懸命ごまかしの人生を歩む。


一方、プライドを良い方向に及ぼす人は、関心が自分に向いている。「理想の自分に
どう思われるか」に強い関心を持っている。評価基準が自分にあり、理解できないこと
があったりすると、「こんなん自分らしくない、かっこわるい」と努力する。


伸びないやつは他人の目を意識する。他人とは一時的にしか付き合えない。
どう頑張っても、一生付き合う相手は自分である。


他人に勝つ事を目的にするな。他人との勝ち負けにこだわるほど人生を無駄にする事はない。
それは、他人に縛られると言う事。他人に基準を置くということ。
他人に縛られた人生を送りたいですか?自分の時間は、自分のために使いなさい。


「ウサギと亀」という話があります。亀は何故ウサギに勝てたのでしょう。それは、
亀はゴールを見ていたからです。ウサギは、ゴールではなく、亀を見ていました。


自分の理想とする技術者像を持て。理想と違い、プライドが傷ついたら、理想に近づくには
どうすればいいのかを考えろ。プライドを持って努力しろ。
理想に近づく自分も、理想の自分も、評価できるのは自分だけ。