怠惰にいこう 〜同じことを考える手間を省く〜

楽するために努力するというのは大切かなーって思います。その分空いた時間が増えて新しいことに挑戦できるし、楽しいこといっぱい夢いっぱいです。
ということで、今回は最近学んだ怠惰術を書きます。インスパイア元はid:kensuu さんの記事です。

新人におくる、怠惰な社会人になるための7の方法 : ロケスタ社長日記

6:記憶力に頼らない

人間、すぐに忘れるので、記憶力に頼るのはよくないです。メモを取るなり、忘れても大丈夫なようにするのがいいです。

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スケジュールとかは1時間前にメールが来るようにする、TODOはまとめておいてすべて忘れてしまう、などをし、出来るだけ脳をからっぽにしておきましょう。

7:なんでも仕組み化する

おなじことを何度も繰り返すのは面倒なので、なるべく仕組み化しましょう。

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この6番と7番に関連することで2つの方法を紹介します!

1つ1つの仕事にルールを持たせる

弊社の取締役の方がおっしゃっていたのですが、効率化できる(楽できる)人とできないひとの違いは、「仕事にルールを持っているかいないか」の違いらしいです。
以下、この方がやっている「仕事のルールの作り方」を教えて頂きました。その一部を書きます。

  • 1.仕事毎に、この仕事は1回きりか、それともまた行う可能性があるかを問う

「1回きり」が答えだった場合は何もしません。とっととその仕事を片付けてしまいます。一方、繰り返される可能性がある場合は、以下のことを行います

  • 2.仕事の効率化ポイントを探し、ルールを考える

例えば、今回の仕事が「社員を見て、お、髪切ったねと言う」という仕事だったとしましょう(実際この例で話していました)。社員の変化に気がつくもの仕事です。しかし、もし間違えてしまったりすると失礼にあたります。さて、この仕事のルールを考えます。
取締役の方は、この例だと「この仕事は月曜の午前中のみに行う」というルールが考えられると行っていました。なぜなら、社会人の場合、髪を切りに行くのは土日が殆どです。よって、月曜の朝だけ気を使っていれば、他の日には「誰か髪切っていないかな」とアンテナを立てる必要がなくなります。
この「土日に切る確率がきわめて高い」というのが効率化のヒントになります。「じゃあ水曜に切ってきたら?」という問いに対する答えは、「気に留めない」です。例えそこを無視したとしても、この仕事に与える影響は極めて低いからです。そのために、毎朝チェックしていては、非効率です。

  • 3.もれなく仕事するにはどうするか、ルールを考える

「月曜の午前中だけチェックする」というルールだけでは漏れがある可能性があります。せっかくこの仕事を行う時間を決めたので、月曜の午前中のチェックでは漏れはなくしたいものです。
そこで、「朝一に来て、入り口の前に立ってチェックする」というルールが考えられます。全員が座っているところを1人1人チェックするのは大変です。そこで、このもれなくチェックできるルールが考えられると言うわけです。


これの方法は、1回目に仕事を行うときは時間がかかるのですが、2回目以降は効率化格段にアップします。このルールだけを見てやればいいのですから。毎回同じ仕事に取りかかる際に「あ〜この仕事は」と考えているのは無駄です。

時間割っぽいものを作る

何かライフハック(笑)みたいでいい印象を受けないですが、シンプルでとても効果が高いです。
何をやるかと言えば、「Daily」「Weekly」「Monthly」という3軸で時間割を作ります。時間割と行っても、「やらなければ行けないことを、仕事を行う順番書く」というだけで、事細かに時間設定する必要はないと思います。午前中にこれとこれをやるくらいのレベルで十分かと。

    • Daily
      • メールチェック
      • 本日の予定を確認
      • RSSリーダーチェック
      • ・・・
    • Weekly(月)
      • 今週の予定をチェック
      • 机の整理
      • 掃除当番の確認
    • Weekly(火)
      • お客さん周りの日
      • ・・・
    • Monthly
      • 先月の反省会
      • 今月の予算立て
      • ・・・


という感じです。これで、毎日「今日はなにやるんだっけ」と考える必要がまったくなくなります。



今回2つの方法を紹介しましたが、2つに共通するのは、「無駄に考えることをやめる」ということです。「考える」という行為自体は非常に大切ですが、「今日は何やろうか」と考えるのはほとんど無駄ではないかと思います。おそらくやることの半分以上はルーティン作業のはずですから。
なので、その部分は、考える必要がないようにルール化したり、時間割にして、ただそれを見てやればいいようにします。
このように、「考えるべきこと、考えなくてもいいこと」を意識するだけで時間の使い方が結構かわると思います。考えなくてもいいことは、仕組み化して、「同じことを考える(=思い出すということに近いですね)」ことをやめるようにします。
当たり前かと思いますが、実際やってみると違いが実感できると思います。