日本人は頑張りすぎなのか

今日昼頃テレビを見ていたらちょっと興味があるものがやっていた。「東大の研究室に所属するあるセルビアから来た人」の話。
日本の宗教に関して学んでいるという。「日本ではクリスマスを祝い、亡くなればお墓に入り等宗教がMix している」と言う。そして、そこが彼にとってとても興味のあることだと言ってた。

一年間の勉強で日本語を流暢に話す

彼はとても流暢に日本語を話し、オシム監督の会見時、通訳を務めたほどの人だ。セルビアにいた頃も日本語を学んでいたが、日本では慶応大で1年間日本語を学んだという。毎日16時間くらい日本語の勉強をしたとのことだ。
アナウンサーが、「よく1年で話せるようになりましたね。凄いです」って聞いたら、「いや、日本から奨学金も貰って1年も勉強したのに話せなかったら私は切腹ですよ(笑)」って言ってた。

セルビアから来た人達の集まり

その後、彼がセルビアから来た人達のパーティに参加するとのことで、その様子を取材していた。16人ほどのセルビア人のかたが来ていたが、皆流暢に日本語を話す。「まいうー」とかも言ってた(笑)
それだけでなく、英語も話す。何故英語を話せるかというと、彼らが日本語を勉強した頃、セルビアには「セルビア後-日本語辞書」はなかったのだと言う。なので、日本語を学ぶには、「セルビア語-英語」「英語-日本語」の順番で学ぶという。皆そうして勉強したのだ。

彼らから見た日本の国民性

アナウンサーが「日本の国民性はどう思いますか?」と質問すると、「頑張り過ぎ」、「今日できることは明日やらせて欲しい」と言ってた。
ここで疑問を覚えた。英語を媒介にして日本語を学び、日本で暮らしている彼らを見ると、とても努力しているという印象を受ける。その彼らが「頑張り過ぎ」というほど頑張っている日本人がそんなにいるのか。
彼らのの周りにはいるのかもしれない。が、日本人の僕からみて、日本人が頑張りすぎという印象はあまり思いつかない。
でも、僕自身同じような体験をしたことがある。イギリスに語学研修に言った時、「日本人はよく働く。そんなに働かなくてもいいんじゃないか」というようなことを言われた。

何故頑張りすぎと見えたのか

彼らのいう「頑張り過ぎ」の対象は、多分仕事のことだと思う。確かに、日本は残業が多い方だと思う。僕が語学研修にいった街では夕方くらいになると大抵の店はしまってしまうし、24H のコンビニなどなかなかない。どこだったかは忘れたが。有給が残っていると、残った分は企業が買い取らなければいけないという決まりがある国もあるという話も聞いたことがある。
でも、残業している大勢の人の中、彼らのように努力している人がそんなにいるとは思えない。どっちかというと、仕事に忙殺されている感じ。自分の仕事の質を高める勉強をしている人は少数だと思う。
残業が多いのは勉強してないからかな?勉強すれば同じ仕事をより速く片付けられるが、その時間を与えてもらえないということかな。
うーん。だんだん話がそれそうなのでこの辺で。色んな問題が絡んできてもやもやしてしまったけど、「日本人は頑張り過ぎ」っていう一言はとても興味深いものだった。